2012年03月18日

作品453-2 『やいやい言うナ!』 不愉怪人ヤッカイダー

待たせしましたik_49不愉怪人ヤッカイダー
好評に付き今回から、優菜BoBうナ!』宣より立し、お送り致しますik_96
どうぞ、これからもよろしくお願い致しますik_75

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   あれは、1年前の4月。
   わたくしは一本の電話で呼び出された。

   呼び出した相手から聞かされたのは、
   この世に、人を不愉快にする生物が存在している事実であった。
   その者は、人の姿をして社会に溶け込んでいるつもりになっているそうで、
   社会に厄介をかけまくり、しかも許されていると思っている厄介者である。

   そこで、結成されたのが、秘密組織 厄介者撲滅班
   彼らは、何名で組織されているかも明かされておらず、普段はそれぞれが
   職に付きながら極秘で任務についている。

   そして、
   彼らの追っている人を不愉快にする生物のコードネームは
   




   わたくしは、厄介者撲滅班 Eradication team Yakkaida 通称E.T.Y.から協力要請され、
   ヤッカイダーを誘い込みFM877の番組を持たせてもらうと言ういわゆるおとり捜査のおとり役を4月からしている。
   この10ケ月の間で、ヤッカイダー左手人差し指にしている指輪に見せかけた輪っか
   何かヒミツカギがあることも分かって来ている。

   しかし、ヤッカイダーの振る舞いは相も変わらずにいた。
   
   花粉前線ヤッカイダー細菌B型を乗せ、無差別攻撃を続けるヤッカイダー
   やがて、
   季節は3月に入ると、わたくしE.T.Y.のメンバーである”イエローグリーン”ことカタ・マロニー博士の体は
   細菌B型に蝕まれていた。


No.453 [不愉怪人ヤッカイダー]① (C) BoB Project 2012

   1Fのスタジオで対面になっての収録を続けたわたくしは、
   まず、右目メバチコと言う形でやられ、やがて、それは左目も蝕んでいった。

   2Fのスタジオで2人きりの収録と言う建前にて、拉致されたカタ・マロニー博士は、
   両膝をやられ、やがて、1Fに入口がある地下研究室へ行くのが困難な状態になった。

   ヤッカイダー計画は、着実に進行していた。。。



   E.T.Y.科学処理班の要であるカタ・マロニー博士の足を奪い
   ヤッカイダー細菌B型の研究を遅らせる・・・
   
   また、
   E.T.Y.関係者であるわたくしには、
   長期間に渡り、首から左肩にヤッカイダー胞子を浴びせ
   その上で、殺傷能力を増した細菌B型で両目を奪った。
   わたくしの本業を出来なくさせる、たちの悪い嫌がらせである。

   計画がうまく行っている証拠に、
   ヤッカイダーご機嫌さを無駄に振る舞うではないかっ。

   『いかんっ!! このままでは、E.T.Y.が危ないっ・・・』
   ヤッカイダーの思うままになってしまうのか?!



No.453 [不愉怪人ヤッカイダー]② (C) BoB Project 2012

   どうなってしまうのか不安なまま、この日の収録も終わり局を後にしようとすると、

  


   突然にディレクター"ダンディー"男・竜司がしゃべり始めた。

   『俺経験からわせると、
    ヤッカイダー撲滅最終作戦時期だとうぜ。
    これ以上被害げるにはいかないぜ!!』


    と言いながら
    ある人紹介してきたのだっ。








No.453 [不愉怪人ヤッカイダー]③ (C) BoB Project 2012

   『おいっ、レディー入ってきていいぜ。』との合図でその人はやって来た。






   現れたのはなんと、FMスタッフAちゃんだった。
  
   『彼女は、直系情報収集班せている"レディー"Naoだぜ。

   ダンディーの相棒がいるとの噂は知っていたが、
   まさか、Aちゃんがレディーだったとは・・・ 流石、E.T.Y.まだまだ謎が多い。。。

   現れた、"レディー"Nao
   『いろいろと、重要データ収集出来ましたワ。
    そこで、重大キー人物へのコンタクト完了したワ。』
と言う。
    
    日頃のFMスタッフAちゃんのキャラとは随分と違うのでわたくしは戸惑った。








No.453 [不愉怪人ヤッカイダー]④ (C) BoB Project 2012

   しかし、重大なキーを握る人物・・・ それはなのか?
   E.T.Y.は勝負に出る。。。

    
    このミッションはまだまだつづくのである。。。


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 この作品はフィクションです。登場する個人・団体・施設名等は架空のものであり、あくまで創作に過ぎません。
 しかし、
 これをただの作り話と受け取るか、不愉怪人の仕業と捉えるかは貴方に委ねます。
  

制作/著作 2012 (C)BoB Project