2011年09月04日
作品345 倅的語録【幼少期編】 その6



①

… 『罵声』の最上級コース。

No.345 倅的語録【幼少期編】その6-① BoB Project 2011
プリンスの最大級の罵声は、『オシリ』

その一言が聞きたくてわたくしは色々と仕掛けて遊んでいた

そして、
それよりちょっと軽めの罵声は、『アホやっ!!』
『アホやっ!!』はたまに発せらていたが、その時はいつもハンベソ


なかなか、『オシリ』は発せられない、とてもレアものだった・・・
しかし、この時は凄かった

当時、ウルトラマン・ガイアにハマっていたプリンス。
その変身アイテムで遊んでおり、もう気分はすっかりガイアに成りきっていた

しばらくすると、
仮想怪獣とのエア・バトルを開始し、変身アイテムをほったままだった。
それを、ちょいと借り、
わたくしは横に付いてある変身スイッチを押していた

変身スイッチを押すと、
TVでの変身シーンと同じ効果音を出しながら、キラキラと光った

そして、側面に目をやると何やもう一つのスイッチがあった。
『何やろっ?』と思い、スイッチを下にしてみると、一切の反応が無くなった。
それは、電源スイッチだったのだ

『これは使える

エア・バトル中のプリンスを呼び寄せた。
『プリンス、これは「おにいちゃん」やないと
変身できやんのやて。おれは出来るでェ

電源スイッチをONにして変身スイッチを押して見せた

そして、
『プリンスは、「おにいちゃん」かなぁ?
まだ、バブちゃん(赤ん坊)ちゃうか~っ』と言いながら、
電源スイッチをOFFにして変身アイテムを手渡した

すると、
『おにいちゃんやもんっ!! バブちゃんちゃうわっ!!!』と言いながら
変身スイッチを押した


当然、カスっカスっとスイッチが押される音だけが響いた

そこで、
『ほれっ! プリンスはまだバブちゃんなんやっ


すると、

No.345 倅的語録【幼少期編】その6-② BoB Project 2011
『アホやっ!!』と完全に泣きながら、その変身アイテムを投げつけ
去り際に、
『オシリっ』と投げ捨てるように言ったのだっ

これぞっ、最上級のコース

後にも、先にもこの時だけだった。。。
Posted by BoB at 21:20│Comments(0)
│倅的語録【幼少期編】