2010年07月01日
作品106 実録! ~首領来和の秘話~ FINAL


身代金の受渡しも無事完了した後、
ついに、ついに、ドンちゃんの救出の時を迎えた

すると、
オーナーは
「おい、お引取りやっ!!
準備せぃやっ。思いっきりサービス付きやで!」と叫んだ

(何せ、よう叫ぶおっさんやっ

「へいっ!! わかりやした

そうこうしていると、
スキンヘッドが、ドンちゃんをダンボール箱に入れ現れた


No.106-① 首領・実録Final BoB Project 2010
しかも、
キッチンに居た、オーナーの妻なのか、何かのおばん付きだっ

その上、
おばんは両手に紙袋を持っていて、不機嫌そうな顔している

(まぁ、元々不機嫌そうな顔をしているが・・・)
オーナーは、紙袋をおばんから召し取り、
「暫くの間、このドッグフードをやったらよろしいワ

それと、こっちは便所に敷く奴やナ。これら、詰めときまっさ

と言い、使いかけのドッグフードと、便所のパットを持たせてくれた。
そして、
BoB&プリンス選出隊は、ドンちゃんの身柄を引き取り、
「ほな、ぼちぼちおいとましますヮ

アジトを脱出する為声をかけたその時、
オーナーが
「ちょっと、ちょっと、よろしいか。」と言いドンちゃんを取り上げた

このまま、ただでは脱出出来んとは思てたが、ここで来たか

腹立たしさから、オーナーに眼をやると・・・

No.106-② 首領・実録Final BoB Project 2010
オーナーは、
「ドン、ありがとうナ・・・
しあわせにしてもらいやっ・・・」とドンちゃんに話かけ泣いていた

その姿を見て、思わずもらい泣き

「オーナー、
また和歌山へ来ることあったらドンを見にきて下さい。」と声を掛けた。
すると、更に深い涙となり、
「ワシは事情あって和歌山へは行けまへんねん。おおきに。おおきに。」と呟いた

ならば、
「3ヶ月後、ドンちゃんを連れてまた、お邪魔します

なぜか、涙はかれ始め、
「今月末には、ここ出て別のとこ行きますのやっ・・・」と我に返ってしまった

結局、
3ヵ月後、ドンちゃんの写真をメールで送ることで一応落ち着いた

オーナーの気が変わらない内に、
BoB&プリンス選出隊はドンちゃんとサービス品の身柄を引取り、
アジトから脱出した


No.106-③ 首領・実録Final BoB Project 2010
和歌山の家に着くまでは、ミッションの完了とは言えない

「車やと、多分途中で、酔いまっしゃろナ。気ぃ付けたってやっ!!」との
オーナーからのメッセージを胸にし家路についた


帰りの車中では、久々に会うキャサリンとプリンスがドンちゃんと戯れていた

ダンボールではかわいそうと、予めキャサリンが用意していた網籠
(大型犬の子犬に籠って、しかもチョットサイズが合っていない...
流石、キャサリン!! ボケっぱなしスープレックス炸裂!!!)で、
緊張している様子ながらもドンちゃんは過ごしていた。
やがて、帰路が堺あたりに差し掛かった頃、
プリンスが、「ドンちゃん、ゲロ吐いた

キャサリンが
「やっぱり、そのオーナーさんの言う通り、車に酔うたんやヮ。」と続ける。
でっ、車を路肩へ停車させようとしたその時、

No.106-④ 実録・首領Final BoB Project 2010
「あっ!! 食べてもた

ドンちゃんに目をやると、
おいしかった顔をしながら口の周りをねずってた

そんな、こんなで
無事に帰宅し、晴れてミッションは完了

ドンちゃんは我が家の一員となった

~ 3ヵ月後 ~
中学生ぐらいにまで成長したドンちゃんの写真を、オーナー宛に
メールしようとしたが、前のアドレスは消去されていた・・・
あの時のオーナーの涙は、ドンちゃんへの永遠の別れを告げていたと
思うとまた、涙が...
オーナー、
ありがとうございます。
ドンはスクスクと横柄ながらも育っています。
実録! ~首領(ドン)来和の秘話~
--- 完 ---
2010年06月16日
作品100 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ 11

11「 身代金の受渡 」
そして、オーナーは高笑いをした後、
またまた、
我々、BoB&プリンス選出隊をリビングに連れて行った

いよいよ、ドンちゃんの救出の時は来たっ

心の中で気合いを入れ直した
その矢先!!
「ほな、銭もろときましょか!!」とオーナーからのストレートな要求が出た

「はっ、はい。」と答えて、身代金を探す

ズボンのポケット、右、左・・・探せど探せど見当たらない

焦りすぎからか、現場の空気が重く、重くのしかかってくる・・・
このアジトに潜入する際、
キャサリンが『ここへお金、入れとくでっ

しかし、それがどこかは見てもいなかったし、潜入で必死だった

セワセワと焦っていると、プリンスが
「これ、キャサリンから預かってるでっ。」
って言い、ポチ袋を裏向きでくれた。
「持ってたんやったら、はよ渡さんかエ!!」とプリンスに八つ当たり

ポチ袋をもぎ取り、そのままオーナーに手渡した


No.100 首領・実録(11) BoB Project 2010
「お年玉」の余ったポチ袋っ!!
しかも、低学年用のキャラクターが描かれた奴・・・
キャサリン... 何で、この袋を選択したのか・・・ ボケッぱなしのスープレックス炸裂だった!!
オーナーとスキンヘッドは、動きが止まってた

引きつった顔を見せた後、オーナーは
ポチ袋を召し取り、中の現金を確認した

「銭は、確かにおまっさ!」と言い、紙幣のみをスキンヘッドに渡した。
そして、小銭を入れたままポチ袋を返され、
「これは、値引き! サービス

ホチ袋の中には、15円入ってた


2010年06月09日
作品96 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ 10

10 「 合格祝い 」
何気に、オーナーからの父兄面接試験を通過した・・・
オーナーは
その後、やけにハシャギ出した様に見えた

少し興奮した様子で、リビングの隣の部屋への扉を開けた

そこには、数人の女性が待機していた

何の為の待機なのか

まだ見ぬ一人の男が、携帯電話2つ3つを手にして焦っていた

どうやら、この部屋には入る予定はなかったのだろう。
そのことを忘れるぐらいオーナーは興奮して、我々を隣の部屋に呼びこんだ

「早よう、こっちに、来なはれ!」
困っているのは、待機している女性たちと何より、携帯電話の男

「な、何でんの? しゃ社長っ!!」と男は叫んだ!
しかも、オーナーを社長と呼んだ

(注! 「隣の部屋」の風景イラストは、都合により省略させて頂きますことを、ご了承願います。)
すると、オーナーは
「じゃかましわい!!! モモコやっ、モモコやっ!!
それに、社長って言うなっ! ぼけっ!!」と一喝した

それにしても、
モモコって誰? この待機している女性の中に居るのか?
一体何をしようとしているのか?
プリンスも一緒なのに・・・・

そして、隣の部屋に恐る恐る入って行った


今度は、隣の部屋の窓を開けた

バルコニーの端に隣接して、一匹の和犬がいた


No.96 首領・実録(10) BoB Project 2010
それは、ボロボロ、ヨレヨレの姿だった

オーナーは、
「これが、『ドン』の母親で、『モモコ』秋田犬ですヮ

ちと、産後調子狂わしてますけどナ・・・


モモコって、この犬のことだった

しかし、かなり傷んでいる・・・
今から思えば、顔はドンちゃんにそっくりやった様に思う

「調子戻り次第、次は秋田犬の子供産みますのやっ!!
普通は、こんな状態やのに逢わさんのでっせ。
これは、特別やっ、特別サービスやっ!!」と言いながら、
高笑いしていた。。。
なんと
これが、試験の合格祝いだったのだ

2010年05月30日
作品88 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ ⑨

⑨「 面接試験? 」
オーナーの叫び声は、
BoB&プリンス選出隊をリビングに呼びよせていた

「こっちへ来なはれっ!!」
そして、叫び声はスキンヘッドに向け続く。
「その大きいオンタ、お持ち帰りやっ! 用意やりやっ!!」
スキンヘッドは素早く返事。「へい。」
オーナーが、ドンちゃんの名前を気に入ってくれ
用意出来るまでの、またトーキング・タイムなのかと思い
奥のリビングへ移動した

オーナーは、徐に血統書を見せてくれた。
ドンちゃん達兄弟の父親「ラブラドール犬」の物だそうだ。
正直見ても解らない


そして、リビングの窓を開けたっ!!
そこには、流石最上階。大きなバルコニーが広がっていた

しかも、
窓の側面には、
競馬の出馬ゲージの様に縦方向のみでしか居られない
特注ゲージが複数並べられていた

オーナーは、そのゲージの中ひとつを開け、
「これが、『ドン』の親父で、名前は『ボス』といいますのやっ!!」
と言った


No.88 首領・実録⑨ BoB Project 2010
と、その瞬間「ボス」は狭いゲートにシッポをぶつけ
どっどっどっどっ・・・・と音をたてながら
顔をベロベロ舐めて出迎えてくれた

なぜか、オーナーは驚いていた

「あんさん、何モンやっ?!
ボスは、このワシ以外は誰もよう相手でけんねや! 他のモンは皆かまれとるんやでっ!!」
と言った

「何か、はなからボスに噛ませる魂胆やったんかっ」
と心の中で叫んだ・・・・

どうやら、オーナーなりの
「ドンちゃんの飼い主に相応しいかどうか?」父兄面接試験だったのだ

2010年05月28日
作品86・87 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ ⑧

⑧「 名は首領(ドン)!! 」
寝室での思わぬご対面をした、BoB&プリンス選出隊であった。。。
ご対面を満喫しようと思っていた矢先、
オーナーから、
「この部屋は使える時間が、限られてますんや

なんやら、急かされ出した


No.86 首領・実録⑧-1 BoB Project 2010
6兄弟と聞いていたが、一番かわいいオスはベットの上に
ゲージに入れられていた

オーナーに聞けば、もう行き先が決まっているとか…
(ならば、なぜこの場に連れてきたのか?しかも、ゲージに入ってる!! 意味解らん

結局は、オス2匹、メス3匹からの選択権利を与えられた

そこで、
オーナーにまたまた質問した。
「我が家の犬は、オスと決めています。
この中で、お母さんのおちちを一番に飲みに行くオスはどの子

すると、
「あのベットの横のボックスに頭突っ込んでるのが、そうでんな。」
見ると、他の兄弟より一回り大きく、周りのことなど気にもしていない

超マイペースな奴だった

何か急ぐ様に、オーナーは
「あいつは、やめときなはれ


ボーズの服のひもを引っ張ってるのおりまっしゃろ。あの子は、大人しいエエ子でっせ!
おすすめのメンタですヮ


(オーナーは何聞いとんねん! オスやって言うとるやろっ!! また、セリフはポンビキかっ!!! と心の中でツッコんだ

結局、
プリンスが選択することとなり、
「あの一番大きい子」と言い、
オーナーが手を焼くと言ったオスを選んだ

するとオーナーは、
「さっきに、言いましたやろっ

悪い事いいまへんてっ! やめときなはれ!」と怒り気味に言った・・・
そこでこう言った

「我が家の犬は
もう名前決まってます。『ドン』言います。『首領』と書きますねん

すると、

それも悪い笑みを浮かべた

そして、
「エエ名前やっ!!
気に入った。こいつにピッタリやわ

部屋を急いで出て行った

No.87 首領・実録⑧-2 BoB Project 2010
間もなく、リビングの方から
オーナーの何やら叫ぶ声が響いて来た

2010年05月16日
作品76・77 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ ⑦
⑦「 まさかのご対面!? 」
その後、
オーナーとの(手を見ながらの)対談は30分程続いた
やがて、
横ではアイス・ココアを飲みほしたプリンスが、退屈している
マズイ・・・
しかし、犬の気配は無い・・・
覚悟を決めて
オーナーに一言発した
「そろそろ、犬を拝見できないでしょうか?」
多分、声はひっくり返ってたと思う

No.76 首領・実録⑦-1 BoB Project 2010
すると、
オーナーは、キッチン内で待機していたあのスキンヘッドに
「おいっ!! 子犬の用意できとんかっ!?」と
荒々しく怒鳴った
スキンヘッドの強面おいやんのビビリ方に、小心者のわたくしは驚いた
どんだけ、怖い思いさせられてるんやろうと思い、
横にいるプリンスが、ビックリしていないか気になった。。。
見てみると、それより退屈をこじらしている方が強く
それどころではなかったようだ
スキンヘッドは、
「へい。只今。」と言い
リビングのドアを閉め、玄関の方向に小走りで行った。
その際に、「とろいやっちゃの~・・・」と
小声で呟いたオーナーの一言を聞いてしまった
約10分後、
スキンヘッドが戻って来て、
「用意出来やした。」
とちょっと得意気に言った
そして、
BoB&プリンス選出隊はなぜか玄関の方向に案内された...
玄関横の普通であれば寝室などに使用するであろう部屋のドアを
スキンヘッドはノックした
部屋の中から、「はい。」との回答。このくだりは何なのか
何かの合図の様なやり取り後
ついに、ドアは開かれた

No.77 首領・実録⑦-2 BoB Project 2010
家畜臭い・・・
生活観、いや現役バリバリの寝室(何に使用しているかは・・・
)が、家畜臭い!!
今、まさにゲージから出された感ムンムンの
ドンちゃん達が解放されていた
こんなところで、まさかの対面だった
その後、
オーナーとの(手を見ながらの)対談は30分程続いた

やがて、
横ではアイス・ココアを飲みほしたプリンスが、退屈している

マズイ・・・

覚悟を決めて
オーナーに一言発した

「そろそろ、犬を拝見できないでしょうか?」
多分、声はひっくり返ってたと思う


No.76 首領・実録⑦-1 BoB Project 2010
すると、
オーナーは、キッチン内で待機していたあのスキンヘッドに
「おいっ!! 子犬の用意できとんかっ!?」と
荒々しく怒鳴った

スキンヘッドの強面おいやんのビビリ方に、小心者のわたくしは驚いた

どんだけ、怖い思いさせられてるんやろうと思い、
横にいるプリンスが、ビックリしていないか気になった。。。
見てみると、それより退屈をこじらしている方が強く
それどころではなかったようだ

スキンヘッドは、
「へい。只今。」と言い
リビングのドアを閉め、玄関の方向に小走りで行った。
その際に、「とろいやっちゃの~・・・」と
小声で呟いたオーナーの一言を聞いてしまった

約10分後、
スキンヘッドが戻って来て、
「用意出来やした。」
とちょっと得意気に言った

そして、
BoB&プリンス選出隊はなぜか玄関の方向に案内された...
玄関横の普通であれば寝室などに使用するであろう部屋のドアを
スキンヘッドはノックした

部屋の中から、「はい。」との回答。このくだりは何なのか

何かの合図の様なやり取り後
ついに、ドアは開かれた


No.77 首領・実録⑦-2 BoB Project 2010
家畜臭い・・・

生活観、いや現役バリバリの寝室(何に使用しているかは・・・

今、まさにゲージから出された感ムンムンの
ドンちゃん達が解放されていた

こんなところで、まさかの対面だった

2010年05月04日
作品65・66 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ ⑥
⑥「 オーナー登場!! 」
そうこうして、やっとのことでアジト?の中枢である
奥の部屋へ、BoB&プリンス選出隊は差掛ろうとしていた
その時!!
ボスいやっ、オーナーが遂に現れた

No.65 首領・実録⑥-1 BoB Project 2010
今時、コテコテの大阪の言葉である"でんがな、まんがな"弁でお迎えしてくれた
その上、
個性豊かにも程がある!!
甚平の下に、長袖の白シャツっ
異常な程の、左手小指の太さっ
(そして、1本だけ曲がっていない
)
笑顔だが、目は笑っていない
とっても、ユニーク
そして、
奥のリビングに入っても、ユニーク
額に入った数々の賞状(ブリーダー認定物)の中に忍んでいる
仁義、任侠の文言っ
テーブルの上に置かれている
刀置きの台っに無理やり置かれたダンベル10kgっ

No.66 首領・実録⑥-2 BoB Project 2010
その後、
しばらくソファーに座り、探り合いがつづく
部屋には、人は数名いるが犬の姿が無い
オーナーの小指が気になり、そればかり見ている。
オーナーの顔をおそるおそる見ると、
オーナーは、わたくしの両手を見てしゃべっていた
当時、空手道場に通っていたわたくしは、形から入る為、
毎日拳を棒で叩いて潰していた
お互い、手に話かけていた
緊張が続く中、
「なんか、飲みまっか?」と優しいお言葉をいただいた
アイスコーヒーをお願いした後、
プリンスにも聞いてくれた。
「ボーズは?」
すると、プリンスは
「何あんの?」と問い返した
オーナーは暫く沈黙・・・
その後、
「アイス・ココアやったら出来るなぁ」と女性スタッフに言い聞かす様に言った
プリンスは、「それで、エエわ
」と上から言う
そして、
お茶をよばれながら、まだまだ探り合いは続いた。
一体、ドンちゃんはここに居るのだろうか・・・・
そうこうして、やっとのことでアジト?の中枢である
奥の部屋へ、BoB&プリンス選出隊は差掛ろうとしていた

その時!!
ボスいやっ、オーナーが遂に現れた


No.65 首領・実録⑥-1 BoB Project 2010
今時、コテコテの大阪の言葉である"でんがな、まんがな"弁でお迎えしてくれた

その上、
個性豊かにも程がある!!
甚平の下に、長袖の白シャツっ
異常な程の、左手小指の太さっ
(そして、1本だけ曲がっていない

笑顔だが、目は笑っていない

とっても、ユニーク

そして、
奥のリビングに入っても、ユニーク

額に入った数々の賞状(ブリーダー認定物)の中に忍んでいる
仁義、任侠の文言っ
テーブルの上に置かれている
刀置きの台っに無理やり置かれたダンベル10kgっ

No.66 首領・実録⑥-2 BoB Project 2010
その後、
しばらくソファーに座り、探り合いがつづく

部屋には、人は数名いるが犬の姿が無い

オーナーの小指が気になり、そればかり見ている。
オーナーの顔をおそるおそる見ると、
オーナーは、わたくしの両手を見てしゃべっていた

当時、空手道場に通っていたわたくしは、形から入る為、
毎日拳を棒で叩いて潰していた

お互い、手に話かけていた

緊張が続く中、
「なんか、飲みまっか?」と優しいお言葉をいただいた

アイスコーヒーをお願いした後、
プリンスにも聞いてくれた。
「ボーズは?」
すると、プリンスは
「何あんの?」と問い返した

オーナーは暫く沈黙・・・
その後、
「アイス・ココアやったら出来るなぁ」と女性スタッフに言い聞かす様に言った

プリンスは、「それで、エエわ


そして、
お茶をよばれながら、まだまだ探り合いは続いた。
一体、ドンちゃんはここに居るのだろうか・・・・
2010年04月21日
作品57・58 実録! ~首領(ドン)来和の秘話~ ⑤
⑤「 オーナーの影 」
BoB&プリンス選出隊は、ついにアジト?に潜入しようと試みる
まずは、マンション入口のセキュリティー解除からだ。
(正式には、インターフォンを鳴らし正面玄関を開けてもらうだけなのだが...)
しかし、程よい緊張感
で一杯であった。
正面入口のインターフォンで部屋番号を入力し呼び出すと、
偉く低い声の男が出た。
以前に会話していた相手かも判らないが、すでに誰が誰なのかもう判らない
そんな状況下、正面入口を突破
エレベーターで最上階へ昇った。
しかし、マンション内は静かすぎるほど静かだった
エレベーター内で、プリンスと直前の作戦会議!!
色々伝えたかったが、結局、
「ええか、いらんことしゃべんなよっ
」って
伝えたのみで、最上階に着いた
指定された、部屋番号の部屋は最上階の一番奥だった。
部屋入口のインターホーンを押すと、
先ほどの低い声の男が出て、
「ああ、BoBさんですね。少々お待ち下さい。」と言った。
我々、選出隊は「ついに玄関ドアが開けられる。」と待っていた
すると、ドアは静かに開いた... が、

No.57 首領・実録⑤-1 BoB Project 2010
チェーン越しの顔確認だった
インテリ風の暗い感じの兄ちゃん。これが低い声の男
しかし、どこまで警戒すんねんっ
その上、「息子さんは?」と言いプリンスの確認まで...
(一回で確認したいなら、チェーン外してドア開けろっ
)
こうして、
選出隊の顔見せ完了したが、ドアは閉まり暫く待たされた
そして、ついに
玄関ドアは開けられたのだった

No.58 首領・実録⑤-2 BoB Project 2010
スキンヘッドのおいやんっ(ちゅーても、年下かなぁ...)
こいつが、いやっ、この方がボス、いやっオーナー?
すると、スキンヘッドは
「どうぞ」と中へ入る様にすすめて来た。
そして、
部屋の方見ると、もう一人中肉中背のおいやんの影がっ

あれが、オーナーなのか
BoB&プリンス選出隊は、ついにアジト?に潜入しようと試みる

まずは、マンション入口のセキュリティー解除からだ。
(正式には、インターフォンを鳴らし正面玄関を開けてもらうだけなのだが...)
しかし、程よい緊張感

正面入口のインターフォンで部屋番号を入力し呼び出すと、
偉く低い声の男が出た。
以前に会話していた相手かも判らないが、すでに誰が誰なのかもう判らない

そんな状況下、正面入口を突破

エレベーターで最上階へ昇った。
しかし、マンション内は静かすぎるほど静かだった

エレベーター内で、プリンスと直前の作戦会議!!
色々伝えたかったが、結局、
「ええか、いらんことしゃべんなよっ

伝えたのみで、最上階に着いた

指定された、部屋番号の部屋は最上階の一番奥だった。
部屋入口のインターホーンを押すと、
先ほどの低い声の男が出て、
「ああ、BoBさんですね。少々お待ち下さい。」と言った。
我々、選出隊は「ついに玄関ドアが開けられる。」と待っていた

すると、ドアは静かに開いた... が、

No.57 首領・実録⑤-1 BoB Project 2010
チェーン越しの顔確認だった

インテリ風の暗い感じの兄ちゃん。これが低い声の男

しかし、どこまで警戒すんねんっ

その上、「息子さんは?」と言いプリンスの確認まで...
(一回で確認したいなら、チェーン外してドア開けろっ

こうして、
選出隊の顔見せ完了したが、ドアは閉まり暫く待たされた

そして、ついに
玄関ドアは開けられたのだった


No.58 首領・実録⑤-2 BoB Project 2010
スキンヘッドのおいやんっ(ちゅーても、年下かなぁ...)
こいつが、いやっ、この方がボス、いやっオーナー?
すると、スキンヘッドは
「どうぞ」と中へ入る様にすすめて来た。
そして、
部屋の方見ると、もう一人中肉中背のおいやんの影がっ


あれが、オーナーなのか

2010年04月05日
作品50 実録! ~ 首領(ドン)来和の秘話 ~ ④
④「 アジト?!着 」
そうこうして、何とか到着した
途中、再度携帯で連絡を取りながらの到着であった。
また、その際の電話相手は今までとは違う男の声だった。
一体、何人のスタッフ
がいるのやら....
そして、
聞かされていたマンション名の建物の前で、まずはビックリ
こんな高層マンションで、ブリーダーをやっている?
再び、携帯で到着連絡して、もう一丁ビックリ
またまた、違う声の男が出現!! 声色つことるんか
止めは
その電話相手の言葉にビックリ
「その銀色のポロが、BoBさんですね。」って、
マンションの入口は、側面にあり部屋からは見えないはず
冷静になり、マンション入口を見れば、
無駄な数のカメラが・・・

No.50 首領・実録④ BoB Project 2010
これって、アジト?!ちゃうんかい
しかし、驚いてばかりではいられず、
愛犬ドンちゃんを救出するべく、車内で我が一家は緊急のミーティングを実施した。
結果、
キャサリンは自己申告にて、車内待機
BoB&プリンスコンビで救出に向かうこととなった。
さあ、いよいよアジト!?に潜入だっ
そうこうして、何とか到着した

途中、再度携帯で連絡を取りながらの到着であった。
また、その際の電話相手は今までとは違う男の声だった。
一体、何人のスタッフ

そして、
聞かされていたマンション名の建物の前で、まずはビックリ

こんな高層マンションで、ブリーダーをやっている?
再び、携帯で到着連絡して、もう一丁ビックリ

またまた、違う声の男が出現!! 声色つことるんか

止めは
その電話相手の言葉にビックリ

「その銀色のポロが、BoBさんですね。」って、
マンションの入口は、側面にあり部屋からは見えないはず

冷静になり、マンション入口を見れば、
無駄な数のカメラが・・・

No.50 首領・実録④ BoB Project 2010
これって、アジト?!ちゃうんかい

しかし、驚いてばかりではいられず、
愛犬ドンちゃんを救出するべく、車内で我が一家は緊急のミーティングを実施した。
結果、
キャサリンは自己申告にて、車内待機

BoB&プリンスコンビで救出に向かうこととなった。
さあ、いよいよアジト!?に潜入だっ

2010年03月19日
作品45 実録! ~ 首領(ドン)来和の秘話 ~ ③
③「 生野の旅 」
そして週末、
我々一家で生野区目指して旅立った。
教えられた住所を旧型のナビに登録し、その部屋番号らしき数字から
高層マンションであろうと判断し、高層マンションを探し求めてさまよい続けるのであった。
高速を降り、生野区に入ったところで携帯連絡してみた。
すると、以前電話で話しをした人間とは明らかに違う、更なる男が出た。
何せ、田舎者の我々が現在地を説明してもなかなか通じない。
やがて目的箇所とは離れてしまい、付近での聞き込みも当てにならず
やはり、高層マンションを探して走ることとなった。

No.45 首領・実録③ BoB Project 2010
そして、何とか高層マンションの間近まで来ていたのだった
そして週末、
我々一家で生野区目指して旅立った。
教えられた住所を旧型のナビに登録し、その部屋番号らしき数字から
高層マンションであろうと判断し、高層マンションを探し求めてさまよい続けるのであった。
高速を降り、生野区に入ったところで携帯連絡してみた。
すると、以前電話で話しをした人間とは明らかに違う、更なる男が出た。
何せ、田舎者の我々が現在地を説明してもなかなか通じない。
やがて目的箇所とは離れてしまい、付近での聞き込みも当てにならず

やはり、高層マンションを探して走ることとなった。

No.45 首領・実録③ BoB Project 2010
そして、何とか高層マンションの間近まで来ていたのだった

2010年03月07日
作品42 実録! ~ 首領(ドン)来和の秘話 ~ ②
②「 疑惑の通信 」
落札後、1通のメールが送られてきた。
内容は、
「おめでとうございます。2~3日後、着払いの宅急便で商品をお送り致します。」
って、宅急便!、商品!って、犬やろっ、生きてるんやで、って一家で声を揃えた
我家の愛犬は、オスと決まっていたこともあり、
このままでは、オス、メスどっちが来るやらで、送られてきたアドレスに
「貰いに行きたいので、連絡欲しい」と自宅の電話番号も明記し、メールを送った。
待てど、暮らせど、連絡は来ない
返答催促のメールをストーカーの如く乱発した。
そして、1週間後やっと1通のメールが届いた
「オス3匹、メス3匹の6兄弟ですので、お選び頂けます。」との内容で、
メールの送り主は女性であることを、やけに強調していた。
しかし、貰いに行くことに関しては、一切明記されていない。
オスが欲しいと言う内容と週末に貰いに行きたいことに付け加え、電話連絡欲しいとメールを送った。
そして、その日の夕方、一本の電話が入った。

No.42 「実録・首領」② BoB Project 2010
個人名の若そうな男からであった。
まずは、場所を教えてと言うが、なかなか言わない。
やっと、教えてくれたのは大阪は生野区の住所であった。
大阪、生野であれば充分貰いにいける
と、伝えるが一度、電話を切られた
やけに慎重やっ
夜更けに、電話が鳴った。
個人名の今度は、ドスの利いた男からだった。
週末の取引の了承連絡だった。
こうして、我々一家は生野区へ、ドンちゃんを貰いに行くこととなった
。
落札後、1通のメールが送られてきた。
内容は、
「おめでとうございます。2~3日後、着払いの宅急便で商品をお送り致します。」
って、宅急便!、商品!って、犬やろっ、生きてるんやで、って一家で声を揃えた

我家の愛犬は、オスと決まっていたこともあり、
このままでは、オス、メスどっちが来るやらで、送られてきたアドレスに
「貰いに行きたいので、連絡欲しい」と自宅の電話番号も明記し、メールを送った。
待てど、暮らせど、連絡は来ない

返答催促のメールをストーカーの如く乱発した。
そして、1週間後やっと1通のメールが届いた

「オス3匹、メス3匹の6兄弟ですので、お選び頂けます。」との内容で、
メールの送り主は女性であることを、やけに強調していた。
しかし、貰いに行くことに関しては、一切明記されていない。
オスが欲しいと言う内容と週末に貰いに行きたいことに付け加え、電話連絡欲しいとメールを送った。
そして、その日の夕方、一本の電話が入った。

No.42 「実録・首領」② BoB Project 2010
個人名の若そうな男からであった。
まずは、場所を教えてと言うが、なかなか言わない。
やっと、教えてくれたのは大阪は生野区の住所であった。
大阪、生野であれば充分貰いにいける

と、伝えるが一度、電話を切られた


夜更けに、電話が鳴った。
個人名の今度は、ドスの利いた男からだった。
週末の取引の了承連絡だった。
こうして、我々一家は生野区へ、ドンちゃんを貰いに行くこととなった

2010年03月06日
作品41 実録! ~ 首領(ドン)来和の秘話 ~ ①
ドンちゃんの5歳誕生日であり、我家のある和歌山に来てもうすぐ5周年を記念して、
ドンちゃんの来和秘話を実録でお送りします。
①「 ネット・オークション 」
話は、平成17年4月にさかのぼる。
その日帰宅すると、当時、小2の倅「プリンス」と今より若干若い愛妻「キャサリン」は、
ネットを見て何やら騒いでいた
「見て見て、可愛い子犬!
BoBの好きそうな大型犬やでっ。」って、キャサリンが言った。
「どれどれ、」何て言いながら見てみるとオークションではないか
すると、今度は「ねえ、入札申し込みしてみよう。」とプリンスが言い出した。
「どうせ、落札なんかできんやろっ。」と高を括り最低額で申込んだ。

No.41 「実録・首領」① BoB Project 2010
すると、忘れた頃に落札された合図が... 他に入札している人がいなかった
そんなこんなで、我家に大型犬の子犬がやって来ることとなった。
と、この時点では、まだ単純に喜んでいた。。。。
ドンちゃんの来和秘話を実録でお送りします。
①「 ネット・オークション 」
話は、平成17年4月にさかのぼる。
その日帰宅すると、当時、小2の倅「プリンス」と今より若干若い愛妻「キャサリン」は、
ネットを見て何やら騒いでいた

「見て見て、可愛い子犬!
BoBの好きそうな大型犬やでっ。」って、キャサリンが言った。
「どれどれ、」何て言いながら見てみるとオークションではないか

すると、今度は「ねえ、入札申し込みしてみよう。」とプリンスが言い出した。
「どうせ、落札なんかできんやろっ。」と高を括り最低額で申込んだ。

No.41 「実録・首領」① BoB Project 2010
すると、忘れた頃に落札された合図が... 他に入札している人がいなかった

そんなこんなで、我家に大型犬の子犬がやって来ることとなった。
と、この時点では、まだ単純に喜んでいた。。。。