2012年02月18日
作品437 優菜・BoBの『やいやい言うナ!』
今週は、また、寒さが戻った一週間 しかも、今日は朝から雪が積もっていました
防寒対策もバッチりで挑んだ収録でした
と、思っていると、ついに、
リクエストが今週で途切れてしまいました 今週は、先週に頂戴していたストックをお送りし何とか凌ぐことが出来ましたが、
このままでは、また、リクエスト難民に戻ってしまいます。リクエストを是非お願いします
そこで、今週もOAで流れる楽曲をお知らせ致します。リクエスト頂戴出来るのであればご参考下さい
**** 2012/02/18OA ****
① ヴィーナス 長山洋子
② 想い出がいっぱい H2O【リクエスト】
③ あまく危険な香り 山下達郎
④ いっそセレナーデ 井上陽水
⑤ Sing a Song 松山千春
と、
この番組は、80年代の邦楽(演歌を除く)をかけさせて頂いています また80年代の楽曲でこれに懲りずにリクエスト下さい
よろしく、お願いいたします
皆さまからのお便り、リクエストお待ちしております リクエストはここから
第43回の放送は本日、18日土曜日午後1時から 再放送は午後8時からです
そして、
『やいやい言うナ!』番組での裏話や、メーキング話をお送りしてます
早くも、皆さまから好評頂いています!!
あれは、1年前の4月。
わたくしは一本の電話で呼び出された。
呼び出した相手から聞かされたのは、
この世に、人を不愉快にする生物が存在している事実であった。
その者は、人の姿をして社会に溶け込んでいるつもりになっているそうで、
社会に厄介をかけまくり、しかも許されていると思っている厄介者である。
そこで、結成されたのが、秘密組織 厄介者撲滅班。
彼らは、何名で組織されているかも明かされておらず、普段はそれぞれが
職に付きながら極秘で任務についている。
そして、
彼らの追っている人を不愉快にする生物のコードネームは
わたくしは、厄介者撲滅班 Eradication team Yakkaida 通称E.T.Y..から協力要請され、
ヤッカイダーを誘い込みFM877の番組を持たせてもらうと言ういわゆるおとり捜査のおとり役を4月からしている。
この10ケ月の間で、ヤッカイダーの左手人差し指にしている指輪に見せかけた輪っかに
何かヒミツのカギがあることも分かって来ている。
しかし、ヤッカイダーの振る舞いは相も変わらずにいた。
毎日、定期的ニュースがE.T.Y.からメールで、わたくしの携帯に流れてくる。
その情報をチェックすることが、もう癖になっているわたくしである。。。
そんな、今週の月曜日の朝、
情報をチェックしていると、
「マリーナ近辺に未確認生物出没?! 寒さが増すと出没。
クマ? 山男? 不明。
目撃情報によると、人間の子供ほどの大きさ。しかし、やたら顔と思われる部分が大きい。
全身体毛。、霧の日に出没すること多し。二足歩行。」との情報に目が止まった。。。
う~ん・・・ヤッカイダーが何か生物を飼い飽きて野放しにしたではないだろか・・
と気になっていた。
そして、
その後、その未確認生物は出没しないまま収録日を迎えた。
相変わらずの調子で収録を進めていると、
スタジオの外のディレクターに耳打ちしている人影が目に入った。
FMのスタッフ、Aちゃんだった。
Aちゃんは、外の用事から社に戻ってすぐなのか、ディレクターに許可を貰ってから、
身振り、手振りを大きくして、あいさつしてくれた。
口では『おーいっ!! こんにちはっ。』と言いながら
スタジオのヤッカイダーに向かい手を振っている様子であった。
しかし、わたくしはその身振り、手振りを見てハッと気が付いたのだ。
E.T.Y.式の手旗信号ではないか。
しかも、『未確認生物、FM局近辺で目撃!!』との内容だった。
「何っ!! この近辺で?!」と同時に
「なぜ、この手旗信号をAちゃんが知っているのか? AちゃんもE.T.Y.のメンバーなのか?」と思い
スタジオの外にいるAちゃんを見るともう、姿はなかった。
No.437 [不愉怪人ヤッカイダー]① (C) BoB Project 2012
しかし、ヤッカイダーに今の手旗信号がバレてはいないかと思ったが
『ほんまに、Aちゃんはカワイイ子やワなぁ~』と相変わらずの上から目線で言って
自分を慕ってくれていると勘違いしている始末の取り越し苦労ですんだ。
そして、収録終わり、
ヤッカイダーは外にある喫煙所に出かけた。
わたくしは、そのスキを見て、E.T.Y.メンバーであるディレクター・"ダンディー"男・竜司に耳打ちし、
『どういうこっちゃ? 未確認生物はどこにおるん? ほいで、Aちゃんは何ものや?』と立て続けに問いまくった。
すると、"ダンディー"男・竜司はこう言った。
『未確認生物は、今建物の外に行けばわかるぜ。
そして、
Aちゃんは、只のFMスタッフさ。今回情報を提供してくれただけなのさ。』
わたくしは、慌てて建物の外に出ようと1Fへ降りた。
そして、
建物の入り口に近づくと、そのガラス越しの向こう側に、情報のままの未確認生物の姿を見たっ!!
No.437 [不愉怪人ヤッカイダー]② (C) BoB Project 2012
それは、全くサイズのあわない誰かが着ていた感満載な、お越し毛の上着を着て
タバコを吸っているヤッカイダーであった。。。
そう、寒い日にこの格好でタバコを吸いながら徘徊していたヤッカイダー本人が未確認生物だったのだ。
しかし、Aちゃん。。。謎を残したままである。。。
こうして、今回以上の厄介事は、未然に防がれた。
しかし、
このミッションはまだまだつづくのである。。。
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この作品はフィクションです。登場する個人・団体・施設名等は架空のものであり、あくまで創作に過ぎません。
しかし、
これをただの作り話と受け取るか、不愉怪人の仕業と捉えるかは貴方に委ねます。
制作/著作 2012 (C)BoB Project