2010年11月13日
作品182 ぼぶろぐ - 青春memory - 上

「青春memory 」 上
そう、
あれは忘れもしない高校2年生の夏休み前・・・
明日から、一学期末テストが始まるという早朝のこと、
わたくしは、いつもの様に通学前の朝勉をしていた

すると、筆圧が強い右手がグキッ!!と音をたてたと同時に、
激痛が走ったのだ


No.182-① BoBLOG BoB Project 2010
しかし、
明日から試験。大事な時期であることには違いなく、何とか登校した。
授業中は、ノートを撮ることも出来ず、
やたら、めったら冷や汗が湧出て来た

そんな姿を見ていたクラスメイトのK君が、
「BoBくん、それはきっと骨折しているヨ。保健室に行って来れば!」って言ってくれた。
次の休憩時間になるのを待って、保健室に行った。
保健室の先生は
「お見事!!
骨折してるワ

ここでは、処置出来ないので、すぐに病院へ行きなさい。」って
ちょっと、嬉しそうに言った

当時、ウブなわたくし(今も変わらずウブですが!!)は
そんな、保健室の先生の態度より、明日からの試験を受けれないのではないかと、
それで頭が一杯だった


そして、早退し、病院に直行した

診察結果は
右小指を手の平の中で、骨折した上、折れた所が中にめりこんでいた

どうりで、小指が短かったはずだ

処置については、
まず、めりこんでいる骨を引き延ばし、通常の骨折状態にし、
その上で、小指の指先にピンを通し、そのピンを引っ張って
固定ギブスにすると言うのだ

この方法だと傷も残らず綺麗に治るらしい....
No.182-② BoBLOG BoB Project 2010
しかし、当時のわたくしには綺麗に治るよりも、
一日でも早く治したいし、なによりも明日の試験を受けれる様にして貰う

結局、
明日からの試験など以ての外とのことで、
その処置が4時間もかけなされた

何よりも、この処理でのメインイベントは、
小指の指先にピンを通す為にドリルで貫通させられたことだっ

しかも、麻酔無しで処置された・・・
ドリルで貫通された時は、
小指の先から上下にぴゅーって水芸の様に血が吹いていた

(このシーンは、グロイとの評価を頂いても何ですので、自粛させて頂きます


No.182-③ BoBLOG BoB Project 2010
4時間かけて出来たギブスは
後にも先にも見たことも無い、特殊なものが完成された

-------- つづく --------
Posted by BoB at 14:39│Comments(0)
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