2011年09月09日
作品347 笹本六太郎力丸伝 第 二 幕
我、愛の一家にドンちゃんが加わる約10年前まで、
わたくし、BoBの実家には、
母親がシェパード、父親は和犬の不倫の子
四代目・愛犬が居た
その名を『笹本六太郎力丸』。通称"ロク"と呼ばれていた。
この"ロク"がもたらした、ちょっと不思議な話を
数回に渡り、月1~2回ペースでお送りしてまいります。
題して、


第 二 幕

突然のおかんによる愛犬禁止令解除宣言により、ファミリーの一員となった黒い犬
代々の愛犬が犬生を全う出来ていないことから、"コロ"とは違う名前をつけ様と
わたくしは、色々と考えていた

No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-① BoB Project 2011
黒いから『クロ』・・・ ありきたりやし、そのままかいっ なんて考えていると
おかんは突然
「『ロク』がええやんかっ
」とテレビを見ながら叫んだ
「何を急に割って入ってくるんな、このおばんはっ!!」と思いながら、
おかんに目をやると、
以前からずっとファン(私が一番早くから目を付けていた。とよく言っていた。。。)を
していた根津甚八主演のドラマを観ていた
そのドラマには、根津甚八の弟役に桑名正博も出演していた
桑名正博と言えば、これまた、『この人の歌はエエわ』とよく言っていたのだ。
おかんにとっては、たまらんキャスティングだったのだろう、
毎週必ずこの時間を楽しみにしていた。。。
そして、
ようよう、ドラマを観てみると、
桑名正博は皆から『ロクちゃん』と呼ばれているではないかっ
『これでかえ?』とわたくしがおかんに聞くと、
『桑名さんはエエとこのボンボンやでっ
「マサヒロ」やとちょっとそのままやから、
役名の「ロク」がエエやん。かわいいやんかっ
』と言った
『何でやねん
エエとこのボン関係無いやろっ
それに、「クロ」ってのをひっくり返しただけやんかっ
』と言うと、
『ほな、役名「笹本六太郎」そのままにしなっ。』と一切譲る気が無い返事が返ってきた
どうやら、はなから、おかんは決めていた様子であった
でっ、
そのままでは幾らなんでもと思い、わたくしが『力丸』と付け加えたのだ
こうして、我、実家初の黒い犬は
『初代・笹本六太郎力丸』と命名された
この笹本六太郎力丸ことロクは、幼少期の間に、基本芸をおかんから仕込まれた。
なのでか、

No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-② BoB Project 2011
わたくしの言うことには反応してくれず、愛想だけを振りまいていた
その反応しないロクを見ては、おかんはどや顔で喜んでいた
そして、
わたくしの言うことを聞いてくれる頃には

No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-③ BoB Project 2011
ロクは中学生程の年齢と大きさになっていた
そう、
ロクとおかんの不思議な出来ごとも、このころからだった・・・
------ つ づ く ------
わたくし、BoBの実家には、
母親がシェパード、父親は和犬の不倫の子
四代目・愛犬が居た

その名を『笹本六太郎力丸』。通称"ロク"と呼ばれていた。
この"ロク"がもたらした、ちょっと不思議な話を
数回に渡り、月1~2回ペースでお送りしてまいります。
題して、


第 二 幕

突然のおかんによる愛犬禁止令解除宣言により、ファミリーの一員となった黒い犬

代々の愛犬が犬生を全う出来ていないことから、"コロ"とは違う名前をつけ様と
わたくしは、色々と考えていた


No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-① BoB Project 2011
黒いから『クロ』・・・ ありきたりやし、そのままかいっ なんて考えていると
おかんは突然
「『ロク』がええやんかっ


「何を急に割って入ってくるんな、このおばんはっ!!」と思いながら、
おかんに目をやると、
以前からずっとファン(私が一番早くから目を付けていた。とよく言っていた。。。)を
していた根津甚八主演のドラマを観ていた

そのドラマには、根津甚八の弟役に桑名正博も出演していた

桑名正博と言えば、これまた、『この人の歌はエエわ』とよく言っていたのだ。
おかんにとっては、たまらんキャスティングだったのだろう、
毎週必ずこの時間を楽しみにしていた。。。
そして、
ようよう、ドラマを観てみると、
桑名正博は皆から『ロクちゃん』と呼ばれているではないかっ

『これでかえ?』とわたくしがおかんに聞くと、
『桑名さんはエエとこのボンボンやでっ

「マサヒロ」やとちょっとそのままやから、
役名の「ロク」がエエやん。かわいいやんかっ


『何でやねん


それに、「クロ」ってのをひっくり返しただけやんかっ

『ほな、役名「笹本六太郎」そのままにしなっ。』と一切譲る気が無い返事が返ってきた

どうやら、はなから、おかんは決めていた様子であった

でっ、
そのままでは幾らなんでもと思い、わたくしが『力丸』と付け加えたのだ

こうして、我、実家初の黒い犬は
『初代・笹本六太郎力丸』と命名された

この笹本六太郎力丸ことロクは、幼少期の間に、基本芸をおかんから仕込まれた。
なのでか、

No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-② BoB Project 2011
わたくしの言うことには反応してくれず、愛想だけを振りまいていた

その反応しないロクを見ては、おかんはどや顔で喜んでいた

そして、
わたくしの言うことを聞いてくれる頃には

No.347 『笹本六太郎力丸伝・第二幕』-③ BoB Project 2011
ロクは中学生程の年齢と大きさになっていた

そう、
ロクとおかんの不思議な出来ごとも、このころからだった・・・
------ つ づ く ------
Posted by BoB at 22:07│Comments(2)
│四代目愛犬のちょいと不思議な話
この記事へのコメント
ロク、なつかしいなあ
可愛かったなあ・・・
可愛かったなあ・・・
Posted by 優菜 at 2011年09月10日 12:11
優菜はん、
珍しく、こんな時間にPCの前におるんやな!
さては、
初めて、『やいやい言うナ!』聴くんやろっ(^^)
珍しく、こんな時間にPCの前におるんやな!
さては、
初めて、『やいやい言うナ!』聴くんやろっ(^^)
Posted by BoB
at 2011年09月10日 13:44
