2011年11月20日
作品389 笹本六太郎力丸伝 第 六 幕
我、愛の一家にドンちゃんが加わる約10年前まで、
わたくし、BoBの実家には、
母親がシェパード、父親は和犬の不倫の子
四代目・愛犬が居た
その名を『笹本六太郎力丸』。通称"ロク"と呼ばれていた。
この"ロク"がもたらした、ちょっと不思議な話を
数回に渡り、月1~2回ペースでお送りしてまいります。
題して、


第 六 幕


やっと、ロクを発見したわたくしであったが、
そこにいたのは、何とも言えない生温かい臭いを醸しだしながら
全身びしょ濡れになりブルブル震えているロクだった
「まさか、内臓が出てきて動けやんのちゃうやろナ
ほいで、こんな臭い出てるちゃうんか・・・
」なんてことを考えながら、
ロクに触った。。。

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-① BoB Project 2011
しかし、
ロクは震えて体も硬直し動けないでいるっ
しかも、こんな隙間に入り込んでいては、状況が余計に分かりづらいし、
わたくしの目からは涙
が溢れ出て来て視界も悪くなる一方であった
「とりあえず、この隙間から出さねばっ!!」と思い
見えにくい視界で、硬直しているロクを引きづり出そうとしていた。
その時、

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-② BoB Project 2011
わたくしの手を必死で振り払い、
猛ダッシュでロクは逃げて行ったのだっ
「何やっ!! 自分で走れんのかいっ
」と一瞬ムッとはしたがホッともし、
入り込んでいた隙間をのぞき込むと、
そこには、全ての汚物が残されていた
恐怖の余りに、穴ちゅー穴から出るものすべて出てしまったのだろう
「ってことは、あいつ自分の汚物でビショビショになったんか・・・」と
ロクを引きづり出そうとしてた時についた袖口の匂いを嗅いで
間違いないと確信した。。。
そして
「そやっ!! ロクっ
」と思い
わたくしは、乗り捨てていた通学用自転車で
ロクを追いかけた。
結局追いついたのは、家だった。。。
必死にロクは家に帰ったのだっ
家に着くとおかんがとりあえずロクの応急処置をしてくれ、
その間に
『あんた、臭いで
着替えておいでっ。』と言われたので
わたくしは着替えた
着替えて、ロクのところへ行くと、
全身を拭いてもらい、タオルケットに横になるロクが居た
おかんは、
「骨は異常無い。
あとは病院の先生に診て貰わんことには分からんワ。
朝になったら、病院連れて行って
ほな、寝るヮ
」と
言い残し寝間へと去っていった
その後、
わたくしはロクの右後ろ脚をみてビックリした
足の一部の皮がめくれ、骨が見えていたのだっ

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-③ BoB Project 2011
「これは、イカンっ!!」と思い、当時何でもかんでもに
大活躍であった、マキロンを拭きつけたりしていた。
何かしてやんと、眠れなかった・・・

すると、
おかんがやって来て
「BoB、あんたが起きてロクのそばにおってもしゃーないでっ!!
しかも、ロクはそっとしておいて欲しいんちゃうか?!
心配せんでも、
ロクはまだまだ逝く子とちゃうでっ
」
と言ったのだっ
No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-④ BoB Project 2011

その声を
ロクもしんどいながらも
顔を起してしかと聞いていた
No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-⑤ BoB Project 2011
その後、
三日ほどはぐったりはしていたが、傷口も思ったより早く乾き
ロクは完治した
しかし、
あの時、発したおかんの言葉に
「このころからやっぱり、ロクはおかんの使いやったんやなぁ
」と
今になって思った。
この後、
更に思い知らされることになっていくのだ・・・
------ つ づ く ------
わたくし、BoBの実家には、
母親がシェパード、父親は和犬の不倫の子
四代目・愛犬が居た

その名を『笹本六太郎力丸』。通称"ロク"と呼ばれていた。
この"ロク"がもたらした、ちょっと不思議な話を
数回に渡り、月1~2回ペースでお送りしてまいります。
題して、


第 六 幕


やっと、ロクを発見したわたくしであったが、
そこにいたのは、何とも言えない生温かい臭いを醸しだしながら
全身びしょ濡れになりブルブル震えているロクだった

「まさか、内臓が出てきて動けやんのちゃうやろナ

ほいで、こんな臭い出てるちゃうんか・・・


ロクに触った。。。

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-① BoB Project 2011
しかし、
ロクは震えて体も硬直し動けないでいるっ

しかも、こんな隙間に入り込んでいては、状況が余計に分かりづらいし、
わたくしの目からは涙


「とりあえず、この隙間から出さねばっ!!」と思い
見えにくい視界で、硬直しているロクを引きづり出そうとしていた。
その時、

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-② BoB Project 2011
わたくしの手を必死で振り払い、
猛ダッシュでロクは逃げて行ったのだっ

「何やっ!! 自分で走れんのかいっ

入り込んでいた隙間をのぞき込むと、
そこには、全ての汚物が残されていた

恐怖の余りに、穴ちゅー穴から出るものすべて出てしまったのだろう

「ってことは、あいつ自分の汚物でビショビショになったんか・・・」と
ロクを引きづり出そうとしてた時についた袖口の匂いを嗅いで
間違いないと確信した。。。
そして
「そやっ!! ロクっ

わたくしは、乗り捨てていた通学用自転車で
ロクを追いかけた。
結局追いついたのは、家だった。。。
必死にロクは家に帰ったのだっ

家に着くとおかんがとりあえずロクの応急処置をしてくれ、
その間に
『あんた、臭いで

わたくしは着替えた

着替えて、ロクのところへ行くと、
全身を拭いてもらい、タオルケットに横になるロクが居た

おかんは、
「骨は異常無い。
あとは病院の先生に診て貰わんことには分からんワ。
朝になったら、病院連れて行って


言い残し寝間へと去っていった

その後、
わたくしはロクの右後ろ脚をみてビックリした

足の一部の皮がめくれ、骨が見えていたのだっ


No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-③ BoB Project 2011
「これは、イカンっ!!」と思い、当時何でもかんでもに
大活躍であった、マキロンを拭きつけたりしていた。
何かしてやんと、眠れなかった・・・

すると、
おかんがやって来て
「BoB、あんたが起きてロクのそばにおってもしゃーないでっ!!
しかも、ロクはそっとしておいて欲しいんちゃうか?!
心配せんでも、
ロクはまだまだ逝く子とちゃうでっ

と言ったのだっ

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-④ BoB Project 2011

その声を
ロクもしんどいながらも
顔を起してしかと聞いていた

No.389 『笹本六太郎力丸伝・第六幕』-⑤ BoB Project 2011
その後、
三日ほどはぐったりはしていたが、傷口も思ったより早く乾き
ロクは完治した

しかし、
あの時、発したおかんの言葉に
「このころからやっぱり、ロクはおかんの使いやったんやなぁ

今になって思った。
この後、
更に思い知らされることになっていくのだ・・・
------ つ づ く ------
Posted by BoB at 22:43│Comments(2)
│四代目愛犬のちょいと不思議な話
この記事へのコメント
こんにちは♪ロクはやっぱり色んなものにまみれてたんですね(+_+)骨が見えてたなんて痛そうー(>_<)回復してよかったーマキロン効いたんですね(^_-)
BobさんもBobママもわんこ好きなのがすごく伝わってきます(^-^)
BobさんもBobママもわんこ好きなのがすごく伝わってきます(^-^)
Posted by トップセールスマンの嫁 at 2011年12月03日 16:03
嫁さん、毎度です(^^)
いつも、コメントありがとうございます。
この後、
本編は後半に入る予定です!!
また、観てやっておくれやっしゃー!!(._.)
いつも、コメントありがとうございます。
この後、
本編は後半に入る予定です!!
また、観てやっておくれやっしゃー!!(._.)
Posted by BoB
at 2011年12月03日 23:09
