2011年03月27日
作品255 実録!! ~首領(ドン)格付の闘争~


第四話 「 宿敵遭遇 」
我、愛の一家内でのドンちゃんのアピールが激化していく中、
外部に向かってのアピールも過熱していった

散歩デビュー間もないころは、
まだまだドンちゃんの体は小さく
大きさが丁度ぐらい、もしくは、ちょっと大きく、よく吠える犬、
柴犬系全般、それと近所のダルメシアン仮名『ダル』を
苦手としていた


No.255-① 首領・実録Ⅲ-4 BoB Project 2011
何せ、ダルも柴犬たち(この近辺は、柴犬系を飼っている家がたくさんある

ドンちゃんを目の敵の如く狂ったように吠えてくるのだっ

その吠え方がドンちゃんはイヤでイヤで仕様がなく、
よく緊張していたのを憶えている。。。
やがて、
シッポが巻き初め、大きさがダルより大きくなり始めた頃、

No.255-② 首領・実録Ⅲ-4 BoB Project 2011
わざわざ、ダルの家を周り威嚇する有様

すっかり、勢力分布図は入れ替わり、ダルは脅え上がっていた

多分、こうなることをダルはドンちゃんの幼少期から解っていたのだろう。。。
しかし、ドンちゃんのアピール法はいやらしかった

そして、
幼少期から絶頂期に向け突き進んで行こうとしていた

そんなある朝、、、
いつもの散歩コースを歩いていると
行く手の駐車場でリードから放し、ボール遊びをしている
ハスキーが入ったミックス犬がいたっ


No.255-③ 首領・実録Ⅲ-4 BoB Project 2011
早朝であり、『こんなときでないと放してやれないと思う
飼い主であるおいやんの親思いやなぁ。』とわたくしはほっこりしていた

しかし、その犬はドンちゃんよりひと回り大きい

もし、イザコザになればドンちゃんは一溜りも無くやられてしまう

しかも、ハスキー系は犬畜生だから喧嘩っ早い!
なんてことを考えていると、飼い主のおいやんは
こちらに気がついた

犬も丁度、おいやんの方へ駆けだしていたので、
わたくしは、おいやんもリードに繋ぐだろうと思い、
従来のコースである駐車場の前を通過することにした

すると、
駐車場にかかる頃、ドンちゃんは大を催して来ていた...

No.255-④ 首領・実録Ⅲ-4 BoB Project 2011
おいやんに目をやると、なんとまだ犬は放したままで、
しかも、ボールを犬に見せていたっ

そして、ドンちゃんが大の放出ポージングを決めていたその時、
おいやんは
犬にドンちゃんが見える様に、こっちに向け
ボールを投げたのだっ


その時のおいやんはどやっ顔で笑っていた

こっちを向いた犬は、ボールなどそっちのけで
唸りを上げ、ドンちゃんに襲いかかってこようとしていた

ドンちゃんは、
焦りながらも用足し中!!
危ない! ドンちゃんがやられるっ

No.255-⑤ 首領・実録Ⅲ-4 BoB Project 2011
--- つづく ---
Posted by BoB at 22:48│Comments(0)
│実録シリーズ③ 『首領(ドン)格付の闘争』